これまで弊社へ寄せられた課題のご相談と、その解決策について可能な範囲でご紹介します。
ある風力発電の製造会社で、コンサルティングしていた時です。副社長から「生産能力を2倍にしてください、3か月で。」という依頼を受けました。今までその会社の技術部門が総力を挙げて改善に取り組まれましたが、うまく行かず、匙を投げたことからのご依頼でした。
早速、現場に入って3日間調査を行いました。風力発電装置には1台に通常3枚の羽根(ブレード)が組付けられており、1枚のブレードの長さは70メートル以上ありました。現場調査により、問題点と課題を整理する事が出来ました。
最も大事なことは、それを現場の技術者、管理者、監督者にハラに落ちる程、理解して納得してもらう事です。ボトルネック工程の発見、工程の山積み分析、工程総合効率(時間効率×速度効率×良品効率)の把握など。
3か月後には、生産能力を2倍に向上。さらに、需要が増え、その3か月後には、当初の3倍の生産台数を出せるまでになりました。会社への貢献は計り知れないとのありがたいお声をいただきました。
トヨタの問題解決手法の一つである「A3レポート」を中心に支援。
企画、営業、設計、調達、生産計画、生産技術などの本社部門の管理者から、製造部門の作業者までを対象に全社的に「持続改善文化の構築と発展」をキーワードに3年間、月に2週間、取り組みました。
3年間で、驚くほどに問題解決能力を向上させました。
トヨタの一般以下(レベル0)から課長(レベル4)まで向上することができました。
ある会社の“100年プロジェクト”(100年後も社会から必要とされる企業であり続けるための活動)に参画させていただきました。そのうえで、この企業の課題としては、会社としての「収益改善」であったり、「新ラインの立上げ」や「本質安全活動」、そのほか「品質向上活動」、「IOTを活用した加工点の見える化活動」、「トヨタ自動車からの受注獲得のための品質保証体制の確立活動」、「生産リードタイム短縮活動」と、多岐に渡りました。
弊社で常に5つから6つの小プロジェクトを持ち、問題解決・課題解決を進めました。
具体的には、月に2日間の指導会を持ち、次回の指導会までに自分たちで活動を進めるというスタイルをとりました。
弊社のご支援後、目に見えて改善されました。具体的には下記です。
トヨタ「ミライ」の主要部品を受注!
製造現場の監督者から、技術者、管理者、経営者まで、一体になった改善活動
他社に真似されない「固有技術」を蓄積していく改善活動
個人の成長を第一に、組織の成果は後から追ってくる改善活動
ある食品会社の赤字体質の改善が依頼内容でした。製造が毎日必死に働いて製品を出荷し続けても、ずーと赤字が続いていたそうです。
会社としてのボトルネックがどこにあるのか、各種PQ分析やモノと情報の流れ図分析など、様々な調査と分析を行いました。その結果、営業に問題があることが判明。
製造品目の構成を若干変更し5年ぶりに黒字に転換しました!活動期間はわずか6か月での大変革でした。